街頭調査・街頭アンケート
街頭調査・街頭アンケートとは?
街頭調査・街頭アンケートは、人の流動性が多いスポットや特定エリアの人たちが利用する駅前など公道上で行うアンケートとなります。
実際のその場を通る人たちに対して直接的にアンケートを実施するため、生の声をその場で聴くことができるのが最大の特徴です。また、ネットリサーチのようにインターネットを利用する人に依存せず、インターネットを利用していない人の声を拾うこともでき、サンプルの代表性に偏りが少ないサンプリングが可能となります。
ただし、路上で立ちながらヒアリングするため長時間の設問には不向きであり、また特定の人だけをサンプリングするといった対象条件(出現率)が低いような内容だとやや難しい面があります。
街頭調査・街頭アンケートに適しているテーマ
その街にいる人の”今起こっている情報”を得られるのが最大のメリット
街頭調査・街頭アンケートの最大のメリットは、その場所にいる人の”今起こっている情報”が分かることにあります。
どのような目的で来たのか、どこのお店に立ち寄ったのか、実際に買った商品はどのような物なのか、どれくらいのお金を使ったかなど、実際に行動したその日の情報にリアリティがあるため、得られる情報に信憑性が増します。
ネットリサーチなどのアンケートでは、どうしても過去の経験から聞き出すものになるため、設問の聞き方によっては対象者の回答の基準にバラつきが出て、得られる情報に多少の歪みが生じる可能性もあります。
どのような場所で実施して、どれくらいの内容が聞けるのか
街頭調査・街頭アンケートの実施は、道路を占有することから本来であれば管轄の警察署に道路使用許可を申請して実施することが好ましいのですが、残念ながら昨今ではアンケートを目的とした道路使用許可を取得することは極めて難しいため、駅前や繁華街などを流動的に歩きながら実施せざるを得ないのが現状です。
調査エリアの選定は、その調査の主旨・目的を考え、対象としたい人=ターゲットが多く出現するようなエリアを予め決めて実施していくことになります。
実施する上で特に気を遣うことは「店舗出入口の目の前、駅や商業施設などの敷地内」でないこと、これらは通報やクレームに繋がる可能性があるため、細心の注意を払います。その上で、流動性の多い場所もしくはアンケート実施しやすい環境を探し出し、他の歩行者の妨げにならないよう工夫して実施していくことになります。
アンケートでヒアリングする設問の内容は、長くても10分程度に留めるのが一般的であり、それ以上の時間を要する内容になると調査拒否、またはせっかく協力頂いたにも関わらず回答の途中離脱が高まり、良質なデータを収集できない可能性が出てきます。
アンケートは紙の調査票またはiPadの画面回答で行いますが、対象者のスマホにQRコードを読み込ませスマホの画面でアンケートに答えて頂くこともできます。それぞれメリット・デメリットがありますので、調査の目的に応じてご提案いたします。