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「定量調査」と「定性調査」Part2

「定量調査」と「定性調査」Part2

2025/07/09

前回のコラムでは「定量調査」について解説しました。
定量調査は、数値データを用いて傾向や因果関係を明らかにする手法として、多くの場面で活用されています。
今回は異なるアプローチ方法の定性調査についてまとめます。

1.定性調査とは?
定性調査は、数値ではなく、言葉や感情などの質的なデータを収集する調査方法です。
インタビューやグループディスカッションを通じて、意見や感情、理由を掘り下げていきます。

定性調査の主な特徴
■ 少人数を対象とする
■ 定量では捉えにくい動機や感情、価値観などを明らかにすることができる
■ 分析は解釈的

2.「定性調査」はどういう場合に適している?
定性調査の特徴として、深層的な意見や感情を知るための調査方法なので、なぜそう思うのか?、どう感じたのか?など、
理由や意味、背景を明らかにしたい場合に適しています。

意識や価値観の理解
行動の背後にある理由や気持ちを知りたいとき
ユーザー体験の深掘り
商品やサービスの使い心地や使用場面、不満点などを深く聞きたいとき
ターゲット層の生活実態の理解
特定とする層の生活の様子や考え方、行動パターンを知りたいとき

3、まとめ
<こういう場合は定性調査が有効!>
■ 消費者の深層心理を理解したい
■ 新しいアイデアやコンセプトのフィードバックを得たい
■ 定量的なデータだけでは分からない背景や理由を探りたい

 

2回に分けて、「定量調査」と「定性調査」について解説しました。
調査は手段です。目的に合わせて、何を知りたいのか、どのように活用するのかを考え、それぞれの特徴と使いどころを理解した上で、
適切な調査方法を選択することが重要です。
定量調査と定性調査は相互補完的に活用できるので、組み合わせて使うことも有効です。

 

「定性調査、定量調査のどちらが適しているのか分からない」など、判断に迷った際はいつでもご相談ください。
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Part1では、定量調査について解説しています。
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