会場調査(CLT)|試食・試飲・製品評価の定量調査|株式会社フェイス・コム

Central Location Test

会場調査(CLT)

味・香り・手触り——実物を体験してこそ得られる評価があります。
対象者を会場に集め、均一な条件下で評価を収集する定量調査です。

試食・試飲評価 パッケージデザイン評価 コンセプト・広告評価 競合品比較 新製品テスト

Evaluation Summary

CLT 評価スコア

総合評価
78
味・風味
84
香り
71
パッケージ
76
購買意向
63

※ イメージ図です

会場調査(CLT)とは何か

CLT(Central Location Test)は、指定した会場に対象者を集め、実物の商品やサービスを体験してもらいながら定量的な評価データを収集する調査手法です。インターネット調査では届かない「体験」に基づく評価を、コントロールされた環境のもとで数値化できる点が最大の特長です。

会場調査(CLT) インターネット調査
実物体験 ◎ 可能 試食・試飲・試用・実物提示など ✕ 不可 画像・動画での提示のみ
競合比較 ◎ 容易 同一条件でA/B・複数品比較が可能 △ 条件次第 画像・動画での比較
サンプル規模 50〜200名程度 数百〜数千名(大規模対応可)
回答の精度・鮮度 ◎ 高い 体験直後に回答するため記憶・想像のバイアスがない △ バイアスあり 記憶や想像をもとに回答するケースが多い
提示条件の統制 ◎ 厳密 温度・照明・提示順・量を全員で均一化できる ✕ 困難 個人の閲覧環境(画面・スピーカー等)に依存する
ブラインドテスト ◎ 厳密に実施可 ブランド名・パッケージを隠した純粋な製品評価が可能 ✕ 管理困難 ブランド情報の遮断を厳密にコントロールできない
実施期間 企画〜完了まで3〜5週間程度 企画〜完了まで2〜4週間程度

CLTで実施できる主な調査の種類

CLTは「体験を伴う評価」が必要な場面で特に力を発揮します。試食・試飲から広告・パッケージの反応確認まで、幅広いテーマに対応します。

試食・試飲評価

新製品・リニューアル品の味覚・香り・食感・飲みやすさなどを評価。競合品とのブラインドテストや順位付けも可能。

食品・飲料 ブラインドテスト

パッケージデザイン評価

実物のパッケージや複数案を提示し、第一印象・購買意向・デザイン要素の評価を収集。棚陳列を再現した評価も実施可能。

新製品開発 リニューアル

コンセプト評価

商品・サービスのコンセプト案を提示し、理解度・好意度・購買意向を測定。複数コンセプトの比較優位を確認する場面に適する。

商品企画 新サービス開発

CM・広告素材評価

TV CM・Web動画・静止画広告などを会場のモニターで視聴してもらい、認知度・好意度・ブランドイメージへの影響を測定。

広告事前評価 クリエイティブ比較

製品・機能テスト

家電・日用品・化粧品などを実際に使用・体験してもらい、使い心地・機能満足度・改善点を収集。操作性の確認にも活用される。

家電・日用品 化粧品

競合品比較評価

自社品と競合品を同一条件で体験・評価してもらうモナディック法やラウンドロビン法などを用いた比較テスト。市場での優位性の把握に有効。

競合分析 モナディック

CLTが選ばれる3つの理由

インターネット調査では代替できない体験価値と、厳密なデータ品質管理の両立がCLTの強みです。

REASON 01

「体験」に基づく評価が得られる

味覚・嗅覚・触感など、実際に体験しなければ評価できない属性を数値で把握できます。写真や説明文だけでは伝わらない製品特性の評価に不可欠な手法です。

REASON 02

均一な条件でのデータ収集

全対象者が同じ会場・同じ提示方法・同じ順番で体験することで、個人差・環境差を排除した比較可能なデータが得られます。競合品とのA/Bテストにも適しています。

REASON 03

対象者の質を担保しやすい

事前スクリーニングで条件に合致した対象者を直接リクルーティングし、会場で本人確認ができます。なりすましや不正回答のリスクが低く、データ品質が安定します。

CLT + IDI の組み合わせが、さらに深い洞察を生む

CLTの定量調査で「何が評価されているか」の全体傾向を把握したうえで、高評価・低評価の対象者にその場でIDI(デプスインタビュー)を実施することが可能です。「なぜその評価になったのか」という背景まで掘り下げることで、製品改善の具体的な示唆を導き出せます。

定量データと定性インサイトの両方が一度の調査機会で得られることが、CLT×IDI組み合わせの最大のメリットです。

CLTが活躍する場面

新製品の上市前テストから既存品のリニューアル検討まで、「実物を見せて・体験させて評価を聞く」必要があるあらゆる場面で活用できます。

商品開発

新製品の上市前テスト

複数の試作品を対象者に体験してもらい、最終採用する製品を定量的な評価データで意思決定したい。

リニューアル検討

既存品の改良・リニューアル判断

現行品と改良品を比較評価し、リニューアルによる受容性の変化と改善効果を数値で確認したい。

パッケージ開発

パッケージ・デザイン案の絞り込み

複数のデザイン案から最終採用案を選定する際に、生活者の目線での評価データを根拠にしたい。

広告・クリエイティブ

CM・動画広告の事前評価

本番投下前に複数の広告素材を比較し、最も効果的なクリエイティブを選定するための根拠データを取得したい。

競合調査

競合品とのポジション把握

自社品と競合品を同一条件で評価し、強み・弱みのポジショニングを明らかにして開発・マーケティング戦略に活かしたい。

価格設定

価格に見合う価値があるかの検証

実物を体験した後に価格受容性や購買意向を測定し、設定価格の妥当性を生活者の評価から確認したい。

会場調査(CLT)実施までの流れ

ご相談から調査報告書の納品まで、通常4〜6週間程度を見込みます。調査内容や規模によってスケジュールは変動します。

STEP 01
課題・目的の整理と調査設計
何を評価したいのか、誰に聴くのかを整理し、調査の方向性を決定します。
STEP 02
対象者選定・リクルーティング
スクリーニングアンケートで条件に合致する対象者を抽出し、会場日程・場所を案内して参加者を確保します。
STEP 03
調査票・体験設計
評価指標の設定、提示物の準備順・ブラインド条件の設定、調査票の設計を行います。スケジュールと動線も合わせて確認します。
STEP 04
調査実施・オペレーション
調査スタッフが会場に常駐し、スムーズな進行・本人確認・均一な提示条件の維持を担保します。必要に応じてその場でIDIも実施します。
STEP 05
集計・分析・報告書の提出
回収データをもとにクロス集計・スコア比較などの分析を実施し、評価結果と考察をレポートにまとめてご報告します。

よくある質問

Q 何名くらいの対象者が必要ですか? +
調査目的や比較したい切り口(セグメント)の数によって異なりますが、一般的には50名〜150名程度が目安です。複数のセグメント間で比較したい場合は、各セグメントで統計的に意味のある分析ができるサンプル数を確保する必要があります。必要なサンプル数はご相談のうえ設計します。
Q インターネット調査とどう使い分ければよいですか? +
「実物を体験・提示してもらわないと正確な評価が得られない」場合はCLT、「サンプル数を多く確保したい」「大まかな傾向を低コストで把握したい」場合はインターネット調査が適します。CLTの前段にネットリサーチでターゲットの傾向を把握してからCLTで絞り込む、という組み合わせも有効です。
Q 競合品を入手・準備するのはどちらですか? +
基本的にはクライアント様にご用意いただくケースが多いですが、市販品であれば弊社で調達することも可能です。試食・試飲品の温度管理や調理・保管が必要な場合は、事前に条件を確認のうえ対応いたします。
Q 調査後にインタビューも実施できますか? +
はい、可能です。CLT終了後に評価の高かった対象者・低かった対象者などを抽出し、その場でIDI(デプスインタビュー)を実施することができます。定量評価の背景を定性的に深掘りすることで、より豊かな示唆を得ることができます。

こんな時は、他の手法との組み合わせもご検討ください