コンセプト・デザイン評価
コンセプト・デザイン評価とは?
自社が開発した(または開発していく)新商品やサービスのコンセプトが、市場においてどの程度受け入れられるかを上市前にターゲットとなるユーザーから評価をしてもらい、それらを分析して、開発をこのまま進めていくか否かを判断していく材料として使われていきます。
コンセプトは商品やサービスそのものの概念であり、骨組みです。ターゲットは誰なのか、どのような特徴があるのか、どんなメリットがあるのかなど、消費者に訴求したい情報(コンセプト概要)をユーザーに対して提示することで評価を得ていきますが、属にいう「ネーミング調査」や「パッケージ調査」、「価格調査」もこれに含まれ、コンセプトを提示しながら、実物の商品を見たり・触ったり、ネーミングやパッケージ、価格など、一連を通して調査を進めて行くことが一般的です。
(主な調査目的の例)
- どのターゲットに刺さるのか(受け入れてもらえるのか)
- 複数のコンセプトの中で最も評価が高いものはどれなのか
- 競合と比較して評価はどうなのか
調査の方法
調査の方法は、コンセプトをどのように消費者に評価してもらうかによって異なります。 コンセプトの概要や写真・動画を提示するだけであれば、ネットリサーチでも調査は可能ですが、実物の商品を見せて体現をしてもらうようなユーザビリティ評価であれば、消費者に会場に来てもらうような会場調査(CLT)で行うのがベストとなります。
調査項目の事例
コンセプト・デザイン評価の調査は、提示するコンセプト(競合が含まれる場合もある)に対して、
- 新奇性(目新しさ)
- 興味関心度
- 魅力度
- 理解度
- 信頼度
- 購入意向
といった項目をそれぞれ5段階尺度で1コンセプトずつ評価してもらう「絶対評価」と複数のコンセプトを比較しながら評価してもらう「相対評価」で行っていきます。