スクリーニング設計のポイント─ターゲットを正確に絞り込む条件の決め方 > 市場調査・マーケティングリサーチ【株式会社フェイス・コム】

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スクリーニング設計のポイント─ターゲットを正確に絞り込む条件の決め方

2025/05/20

スクリーニング設計のポイントネットリサーチにおけるスクリーニングとは、本調査の前に対象者へ予備調査を行い、調査条件に合致する対象者を抽出する工程です。

例えば「直近3カ月以内に化粧品を購入した20~40代女性」など、属性だけでは絞り込めないターゲットを抽出する際に活用します。

ネットリサーチでは、「誰に聞くか」が調査結果の品質を大きく左右します。

どれだけ多くの回答を集めても、本来知りたいターゲットとは異なる人が含まれていれば、得られたデータを正しく解釈することはできません。

そこで重要になるのが、本調査の前段階で対象者を抽出する「スクリーニング」です。


1.重要なのは「条件の定義」

スクリーニングでは、まず「誰を調査対象とするのか」を明確に定義します。

例えば「商品を利用している人」という条件でも、

・現在利用している
・過去1年以内に利用した
・月1回以上利用している

では対象者が変わります。

この定義が曖昧なまま設計すると、本来のターゲットとは異なる回答者が混在し、調査結果の解釈にも影響します。


2.出現率を意識する

もう一つ重要なのが出現率です。

出現率とは、母集団の中に「調査条件に該当する人がどの程度存在するか」を示す割合です。

例えば出現率が10%の場合、500人の本調査対象者を確保するには、単純計算でも約5,000人のスクリーニング回答が必要になります。

そのため、スクリーニングでは「誰を対象にするか」だけでなく、必要サンプル数を確保できるかまで考えて設計する必要があります。


3.スクリーニングは「ふるい」ではなく調査設計の一部

スクリーニングは、単に条件に合う回答者を集めるための「ふるい」ではありません。

調査対象となる母集団を定義し、必要なサンプルを確保するための重要な調査設計工程です。

条件を細かくしすぎると対象者が集まらず、逆に条件が緩すぎるとターゲット外の回答者が混在します。

さらに、質問の順序や聞き方によって回答者の認識が変化する可能性もあるため、回答バイアスやスクリーニングによる母集団の偏りにも注意が必要です。

出現率やサンプル数、対象者条件を事前に検討し、調査目的に適した対象者を抽出することが、信頼性の高いデータにつながります。

本調査の設計だけでなく、その前段階であるスクリーニングまで含めて設計することが重要です。

 

◆スクリーニングは、調査結果の精度を左右する重要な調査設計の一つです。対象者条件の設定や出現率の想定など、事前に検討すべきポイントも多くあります。
「この条件で対象者を集められるか」「必要なサンプル数を確保できるか」など、調査設計についてご相談いただくことも可能です。
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