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インバウンドリサーチとは?旅ナカ調査で得られるデータと活用方法

2025/06/10

旅ナカ調査で得られるデータと活用方法近年、日本の観光業において「インバウンド(訪日外国人観光客)」の存在感はますます高まっています。
彼らのリアルな本音を掴み、効果的な施策を打つために今注目されているのが、観光地や店頭で直接声をかける「街頭アンケート」による旅ナカ調査です。
今回は、インバウンドリサーチの核心である「街頭アンケートを用いた旅ナカ調査」で、どのように動向を把握し、どんなデータが得られ、どう活用するのかを3つのポイントで解説します。

1. 「旅ナカ」の動向把握になぜ街頭アンケートなのか

インバウンドリサーチは、旅行のフェーズに合わせて大きく3つに分類されます。

  • 旅マエ(渡航前):訪日理由や情報収集源の調査
  • 旅ナカ(滞在中):旅行中のリアルタイムな行動や感情の調査
  • 旅アト(帰国後):満足度やリピート意向の調査

この中でも「旅ナカ」の動向は、時間が経つほど記憶が曖昧になり、行動の順序や感情の機微が薄れてしまう領域です。だからこそ、その日、その場所で行動している外国人旅行者に直接アンケートやインタビューを行う「街頭アンケート」が最も有効な手段となります。

街頭アンケートの具体的な実施方法や調査エリアの選定については、こちらのページで詳しくご紹介していますので、あわせてご参照ください。 本コラムでは、街頭アンケートによって「旅ナカ」の何が見えてくるのか、その動向データの中身と活用法にフォーカスしてお伝えします。

2. 街頭アンケートで得られる「3つのデータ」

現場で直接対象者に接触する街頭アンケートでは、以下のような「生の声」と行動データを同時に回収できます。

  • 【動線・行動データ】 実際にどのルート・きっかけで店に来たか、店内のどこを回り、どの商品に興味を示したか。
  • 【購入・非購入の動機】 購入に至った決定打、または「買わなかった本当の理由」(例:決済手段の不一致、サイズ展開、免税手続きの煩雑さなど)。
  • 【リアルタイムな顧客体験評価】 多言語対応や接客、店頭サイネージ・スマートフォンのUI/UXに対する、その場での率直な評価。

これらは、帰国後の「旅アト」調査ではどうしても記憶が薄れ、抜け落ちがちな細かな不満点や感動の瞬間(モーメント・オブ・トゥルース=真実の瞬間)です。街頭アンケートだからこそ、行動の直後にその場で鮮明に捉えられるのが最大の強みです。

3. 把握した動向をビジネスにどう活かすか

街頭アンケートで得られた動向データは、分析で終わらせず、即座に現場の改善やマーケティング戦略へ反映させることに価値があります。

  • VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の最適化 外国人観光客の視線や手に取る動きに合わせて、店頭POPの多言語表記や棚割りを即座に修正します。
  • プロモーションの軌道修正 「旅マエ」に接触していた媒体と、実際の来店ルート・きっかけとのズレを解消し、広告予算をより効果的なメディアへ集中投下します。
  • 新商品開発とローカライズ パッケージデザインや味付け、サイズ感など、現地特有のニーズに合わせた製品のチューニングを行います。

【まとめ】 

インバウンドリサーチの価値は、旅マエ・旅ナカ・旅アトを組み合わせ、カスタマージャーニー全体を可視化できる点にあります。

中でも街頭アンケートによる旅ナカ調査は、行動が起きたその場でVOC(Voice of Customer)を直接回収できるため、他のどの手法よりも鮮度の高い一次情報を得られる手段です。

 

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